皆様、あけましておめでとうございます。昨年は本当に色々ありましたね、今年こそ良い年になるように心から祈っています。
三愛眼科は私が院長になってから3回目のお正月です。昨年中に行った当院の手術件数を見ますと、一昨年に比べて
#「硝子体手術」(糖尿病網膜症や網膜剥離などの治療法)
#「緑内障手術」
の件数が増え、私が三愛眼科院長に着任して以来、一貫して掲げている
#慢性疾患(糖尿病網膜症や緑内障)の治療にしっかり取り組む
という方針が地域の皆様に少しずつ浸透し、ご評価いただいているものと密かに喜んでおります。
しかし当院を頼りにして意を決してご来院いただいた頃には、どのような手段で治療しても「手遅れ」の状態であった患者様も少なからずおられました。とても悲しい気持ちになると同時に、「どうして見えなくなるまで我慢したのか」、「もっと早く来てくれていれば」、と悔しい気持ちにもなります。
#「まだ見えているから、大丈夫だと思っていた」
#「近所の○○さんが、緑内障の治療はできないと言っていた」
私が医者になってから21年になりますが、「手遅れ」になった患者様から未だによく耳にするフレーズです。恐らく「病院に行くと怖いことをされる」という不安が背景にあり、症状が悪化し病院に行かないとダメだと思いつつ、病院に行かなくて良い言い訳を探しているのだと思います。
かつて人類が経験したことのない超高齢社会、100歳まで身体機能を失わないための治療法というのは私たち医師が勉強してきた教科書、最新の学会誌には書いてありません。これからの治療法は皆様と共に作り上げていかなければならないものなのです。治療法が確立するまではとにかく「早期発見・早期治療」、これに尽きます。
「病院が怖い」、「何をされるか不安」という患者様!
三愛眼科は「手遅れ」患者様をゼロにするべく、医療現場は決して怖いことをされるところでは無く、「皆様に笑顔を提供するところ」と思っていただけるよう、今まで以上に情報発信して、クリニックとしてできることをドンドン計画実行していこうと考えています。
皆様も少しだけ積極的になって、私どもに症状や不安をぶつけにいらして下さい。笑顔と誠意でお迎えいたします。
本年もよろしくお願い申し上げます。
令和3年 元旦
三愛眼科院長
樫本大作