最終更新日:2023年01月01日
皆さん、あけましておめでとうございます。
この3年間、この当たり前に使ってきた美しい言葉を大きな声で口にすることができませんでしたが、そろそろ良いですかね。
今も国内外で色んなことが起こっていて決しておめでたくはないのかもしれません。振り返るとこの数十年間が平和過ぎただけで、長い歴史の中で常に何かしらの脅威にさらされながら耐え凌いで、どうにか生命を繋いできたのが私たちです。これからもきっとそうなので、せめて平和な1日1日をより健康に、より楽しく過ごすことを追求した方が幸せです。私たち一般人にできることはそんなものです。ですがこれだけのことが歳を取るにつれてとても難しくなるんですよね。
三愛眼科は、
#人生100年時代の『見える』を守るために
#緑内障や糖尿病網膜症など
#症状が出ないために末期まで見逃されがちな慢性疾患の
#早期発見・早期治療
に力を入れて診療をおこなっています。この私たちの思いが段々と浸透してきたのか、特に緑内障患者様のご相談を多く頂戴するようになって参りました。中にはもう末期で治療効果の見込めない方もいらっしゃいます。そういった患者様とお話しする時はどうしても和気あいあいとはいきませんが、症状自体よりも、症状を抱えてしまった自分の人生を悔やんで悩んで毎日を過ごすことがもっと不幸なので、三愛眼科に来られたからには何とか一度でも笑顔を見せてもらうべく一生懸命お話しさせていただいています。
私だけではなく仲嶺副院長、そしてスタッフたち、これは自慢ですがスタッフ一同患者様に可能な限り寄り添ってなかなか心のこもった医療をしてくれていますし、さらに良い医療を目指して日々取り組んでくれています。時にコミュニケーション不良でご不満の声を頂戴することもありますが、落ち込みながら傷つきながら、それでも精一杯患者様に手を差し伸べ言葉を紡いでくれています。素晴らしいスタッフに恵まれているな、と私の人生を心から高く評価しています。
2023年、人生100年時代がさらにもう一歩近づいていきます。「長く生きる=病気のリスクが増える」ということです。もちろん私たち医療従事者も全力で取り組みますが、提供される医療を受け止める皆さんにその気がなければ、五体満足で大往生することは難しくなります。
医療は残念ながら万能ではなく、必ず元通りに治して、病気になる以前に得るハズだった幸せな人生を担保するものではありません。何かしら身体機能を失う可能性があると心構えをし、キチンと主治医を選び医療従事者を信頼してタッグを組み、各々が前向きに人生を設計することがとても大事です。
『100年見える溌剌とした人生を!』
私たちの理念です。皆さんの人生設計の中に「病気を予防する」「慢性疾患でも軽度のうちに止める」ということを追加していただいて、明るく楽しい人生100年を共に目指しましょう。
2023年 元旦
三愛眼科院長
樫本大作